ハンググライダーで高所恐怖症でも空を飛びたい!私が空を飛ぶまで④【実話日記】
あなたは空を飛びたいと思ったことはありますか?
私は空を飛ぶということは、夢の1つでした。でも、そんなことがまさか叶う日が来るなんて思ってもいませんでした。
少しずつ連載で、私が空を飛ぶまでの実話をお届けいたします!本日は第4話!
目次です
前回までのあらすじ
空を飛びたいという夢を持った高所恐怖症な私。京都のとある大学に合格した私は、入学式の日に、とある1枚のビラを受け取る。
真っ青なそのビラは、ひときわ目立っているし「We Can Fly!」なんて書いている怪しいビラ。でもそこには、本当に空を飛ぶ人たちの姿があった。空を飛ぶサークルに興味を持った私は、とりあえずサークルの説明会へ向かう。そこで出会ったのは美人のお姉さんだった!
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空を飛ぶ説明会
お姉さんはにこにここちらの反応を見ながら
ゆっくりと説明してくれました。
内容はざっと
・ハンググライダーのサークル。怪盗キッドの使っている三角のあっちのほう。
・パラグライダーも体験出来る。パラシュートのあれ
・部員は現在40名程
・女性でももちろん飛べる
・力はいらない
・風になれる
・ただ落ちていくだけじゃない
・どんどんのぼっていける
・行く人は1000mとか2000mとか
・何十キロも飛べる
・練習場所は滋賀県の山
・もしくは鳥取砂丘
・学生だけでやるのは危ないから、インストラクターがきちんといる
・体験会もある
・メンツが楽しい
・ドライブが楽しい
・1日中一緒にいて家族みたいなサークル
こんな感じのお話しでした。
そしてそのインストラクターさんが行っているスクールに入るのに、お金がかかるとのことでした。
お金がかかるのはなんとなくわかっていました。それはそうですよね。空を飛ぶんだから無料でやったら死にます。
実をいうと説明してくれたその先輩はあまり飛んでいない人でした。
そのため、空を飛ぶのが楽しいよりも、このメンバーで大学生活を送るのは最高、というスタンスで語って下さいました。だからこそ私にとっては逆に、良かったのだと思います。
このあと体験会に行くことになったのですが、空を飛ぶのはこんなに楽しいぜ!!!と熱弁されて、私は委縮してしまったのです。
だって高いところ嫌いなんだもの
「相棒」の右京さんが「はい?」と聞き返してきそうな発言ですよね。
じゃあ飛ぶなよと。空を飛ぶってことは高いところに行くってことであってそもそもなんで飛ぶの?
そういう話でしょう。でもしょうがないじゃないですか。
飛びたいものは飛びたいんだ!!!!
そして体験会もあるというではないですか。こちらも確か当時は8000円くらいは必要でしたが、そんなのは問題ではありませんでした。素敵な(どちらかといえばこっち寄りの)お姉さんのお話を聞いて、私は完全に体験会に行く選択しか見えませんでした。
そして後日、体験会に行きました。
体験会当日
体験会には京都から滋賀へ行かなければなりません。
そうなるとどうやって移動するか?
車です。
サークルカーです。
そして指定された集合場所で待っていた私を迎えに来てくれたのは、
いかつい!!!
いかつすぎる!
そしてそこに押し込まれる6、7人の人々。最大で前に3人真ん中3人後ろ3人乗れる商用車!!!!
人が乗るためのものではなく荷物を載せるための車!
イス固い!せまい!なぜか荷物が多い!
乗り心地最悪。
そしてなぜか後ろがあいているのに前の狭苦しいところに
男が3人づめ。
ぎちぎちで腕が当たって明らかに運転しづらそう。
どういうことなの・・・・・・。
完全に怪しさ満点です。
しかし当時の私は、田舎から独り暮らしで都会に出てきたばかりの世間知らず。
それがちょっと普通ではない状況なのだと知りませんでした。
良かった何も知らなくて。
子供の時は知らなかったからこそ色々出来ました。昔作っていた秘密基地をまた作ろうと思い立っても、森に入るとマムシや熊が出る場合があるのだと知ってからは、うかつには入れません。
大嫌いな蜘蛛だって背が高くなってしまったから、高確率で蜘蛛の巣に引っかかります。
昔はスカートでも森に分け入っていっていたのに。
子供のうちに死なない程度に色々と経験しておいてよかったです。
脱線しました。
そんな怪しい状況の中車に乗り込んだ私がまず連れて行かれたのは、ハンググライダーの保管庫。
そしてインストラクターさんがいる場所でした。
運命の出会い
ハンググライダーの保管庫は、京都の外れにありました。
狭い道を大きなハイエースがずんずん進んでいきます。運転はかなり慣れた様子です。しかもお父さんとかが運転しているような車と違います。
マニュアル車なのです。
普通の車よりも運転しづらいはずのその車を、力強い腕と足でがこがこすいすい動かしていきます。
その時点で何かに若干やられそうでした。そうして到着したそこはちょっと倉庫のような、普通の家とは違う家でした。
ドアを開けて学生たちがずんずん入っていきます。車がもう一台停めてあり、何人もまだ入っているのだろうということが予想されます。それにもかかわらず8人ほどの人間がさらに入っていきます。
そうして人で埋め尽くされたその場所の中心に、そのひとがいました。
大きな関西弁でその方は喋っていました。
その方こそ、私が後々もずっと父のように慕う人物です。
そして私に空を飛ぶ魔法の力をくれたインストラクターさんでした。
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