やりこみストーリー考察!フリーゲームアクションRPG洞窟物語カーリーよ永遠に

洞窟5

ゲーム画面より

 

洞窟物語の記事を書いたら、無性に洞窟物語がやりたくなってしまいました。

聖域はクリアしたけれど、9分台から更新できずでした。そういえば、壁をすり抜けられる武器「スネーク」を使ってクリアしたことなかったかも、と思って、最初からやってみることにしました。

前回は、攻略サイトを見ながらだったけれど、今回は記憶を頼りに進みます。

 

注)ネタバレを含みます!!!この先は、どうぞ、洞窟物語のトゥルーエンドまでたどり着いた方だけ、懐かしむために読んで頂ければと思います。

まだやったことがない、見たことがない方は、絶対にプレイすることを激しく激しく激しくおすすめします!!!!

ネタバレなしの記事はこちらへどうぞ

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巻き込まれるだけだった物語が、意思を持って動き出す

主人公は、自分が何者だったのかわからないまま、とりあえず武器を持ち、探検し、そして、スーやカズマたちのあれやこれやに巻き込まれていきます。頼まれたから、とりあえず行った、とか、助けた、とかだったのに、砂区でミザリーに、迷宮へと飛ばされてから、物語は2つの方向へと、分岐しようとしていきます。

 

そして、でかい機械に化けていたモンスターを倒すと、唐突にその瞬間は訪れました。

 

 

 

 

こちらです

洞窟

ゲーム画面より

 

うわあああああああああああああ

 

トラウマの1つです。トラウマいっぱいあります。

トロ子が赤い花を食べさせられて狂暴化し、キングが死んだときもトラウマですが・・・・。現実的なまでに、非情に死んでいくミミガ―達・・・・。迷宮から抜け出したあとに、ミミガ―の村に誰もいなくなったことが、さらに心を抉りました。

 

ここで博士を助けようと、下におりて話しかけてしまったら、博士は助かりません。逆に冷徹に博士を見捨てたら、自力で助かるという・・・・。運命の理不尽さみたいなものを感じます。1週目では、絶対に見捨てません・・・・・・。

 

そして最大のトラウマへ

洞窟物語でいちばん衝撃的だったシーンはどこか?と言われたら、誰しも思い浮かべるであろう、あの場所へやってきました。

 

 

そう、島のコアです。

 

 

 

1度目は、このシーンで、頭が真っ白になり、呆然としました。

 

 

 

 

 

洞窟6

ゲーム画面より

 

 

うあああああああああああああああああああああああ

カーリーいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!

 

 

なんで・・・・

なんで・・・・こんなことに・・・・・?!

 

なんで身代わりになんか・・・・・

どうして・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!

 

 

カーリーとは、砂区で会ったばかり。けれども、出口がないと言われている、迷宮の中ひとり彷徨っていた主人公にとって、出会ったカーリーは特別な存在になっていきます。倒れていたカーリーを救い、救ったカーリーと、大岩をどけて・・・・。そして、共に戦う仲間になっていきます。

 

健気に武器を乱射して、ちょこちょこ主人公のあとをつけてくるカーリー

途中で落下して、離れ離れになっても、うろうろしながらそこにいてくれるくれるカーリー

ちょっと寄り道して、ルートを離れても、ルートに戻ると、何も言わずに待っていてくれるカーリー

 

 

そして島のコアという、強大な敵の前でも、臆することなく一緒に戦ってくれた、もはやかけがえのない戦友でした。

 

 

 

そんな戦友に訪れた、突然の死。

自ら機能停止になることを厭わず、主人公のために酸素ボンベを差し出した優しさ。

 

今まで戦ってきたこと、そして、カーリーがしてくれたこと、それらを思い出すたび、私は後悔の念にさいなまれました。

1周目は、カーリーを救えるルートがあるとはつゆ知らず、最後までやり遂げました。カーリーを死なせる間接的な原因になった、ミザリーやドクターを倒すことにやっきになりました。

 

そして・・・・・普通のハッピーエンドまでクリアし、世界に平和が訪れた。しかし、わたしの心は、1つの想いでいっぱいです・・・・。

 

 

あのとき、どうしてカーリーを救えなかったのだろうかと・・・・・・・・・・

 

 

 

そんなふうに、どこか虚ろな目でエンディングのスタッフロール(?)を見ていた時。島のコアの場面で、何か光るものが落ちていることに気が付きました。あれはなんだ・・・・・・!?

意味のないところに、意味のない演出などありません。

 

 

そのとき私の胸に、かすかな希望が生まれました。もしかしたら、カーリーは助けられるのではないか・・・・・?

そうして、1度しか基本的にプレイしないはずの私を、ちゅうちょなく2周目に駆り立てた。

それはもはや、必然です。

 

あんな後悔は、2度としたくないから・・・・・・・・(注:ゲームの話です

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冷静になってこの場面を振り返る

この場面があったからこそ、この洞窟物語は、神と呼びたい名作になったのだと思います。

 

名作と呼ばれる物語は、大切な人の死を胸に戦うことが多いです。ワンピースのキャラクターの過去編、ドラクエのシンシア、進撃の巨人のエレンの母親など、肉親の死などを胸に、戦うことは、人に共感を呼びます。

 

だから、このカーリーの死は、主人公に戦う動機を与えました。巻き込まれるだけではなく、自らの意思で、ドクターと戦う道を選んでいく。だからこそ、その先の物語に意味があります。

頼まれたから戦っただけでは、こんなに感情移入できなかったでしょう。

 

 

そして、もう、ストーリー構成が憎すぎてため息が出るのですが、その憎しみと後悔を胸に戦った、プレイ者(わたしたち)は、エンディングになって、もうひとつの可能性に気付かされるのです。

カーリーを救える道があるかもしれない・・・・・・・・!

 

 

今度は、それを動機として進みます。いわば、やり直したい過去に、タイムスリップするような気持ちでしょうか。

 

救えなかった人を救いたい。

その未来を見てみたい。

カーリーと共に生きる世界を、取り戻したい。

 

私が2周目までやってしまったのは、そういう理由からだったのでしょう。

 

 

 

しかし、カーリーとのエンディングを見るためには、最強のボスを倒さなければなりません。ボロスです。

血塗られた聖域まで、悲しさを残す物語

そして、最後に残されていたエピソードも、なんとも理不尽な、非情さ、かなしさ、悔しさ、つらさを秘めたものでした。ボロスは、なりたくて暴走したわけじゃありませんでした。王の嫉妬の矛先にされてしまったがために、暴走せざるを得なかった。

 

そんなボロスが望むこと。それが、自らの破滅。

 

そして、そんなボロスに立ち向かうのは、島のコア戦でカーリーを救ったときの、紐で結ばれた主人公と、カーリーです。後悔にさいなまれた過去がある。けれどもそれを変えていけた。

ボロスは変えられなかった。どうしようもなかった。

 

どうしようもなかった運命に抗うことが出来た2人だからこそ、誰もたどり着けなかった聖域にたどり着くことができ、そして、誰も止められなかったボロスを倒すことが出来たのです。

 

 

ああああああああああああもうにくい!!!にくすぎるゲームに出会ってしまった・・・・。

 

 

改めて振り返ってみても、神ゲーだと言わざるをえません。

これが無料だなんて・・・・・・。

もっと多くの人に知ってもらえたらいいなあ。と願いつつ。

 

長文をお読みいただきありがとうございました。さて、スネークで聖域タイムを縮めてきまーす!

追伸

たまには、洞窟物語の音楽を作業BGMにしてみるのもいいかも?

製作者さんのサイトの、主人公ロボットに「♪」がついているアイコンをクリックすると、BGM集をダウンロードできます。

製作者さんのサイトへ

 

このゲームを作って下さってほんとに感謝です!!!

後悔と感動をありがとう!!!

 

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