アルスラーン戦記ネタバレ感想!12話「騎士の忠義」13話「王子二人」14話「異国の王子」
注意
この記事は、アニメ「アルスラーン戦記」14話までのネタバレを含みます!!!
目次です
12話から14話までのあらすじ
カシャーン城塞で、手厚いもてなしと裏切りを受けたアルスラーン一行は、パルス国最大の兵力を残すパルス東の拠点、ペシャワールへと旅立つ。しかし次々と刺客が襲いかかり、アルスラーン達は、アルスラーン・エラム・ギーヴ、ダリューン・ファランギース、ナルサスの組でばらばらになってしまう。
分断した仲間たち~アルスラーン・エラム・ギーヴ
アルスラーン・エラム・ギーヴの一行は、ギーヴだけファランギースがいなくなったことでやる気が低下。一方アルスラーンとエラムは確実に心の距離を縮めていた。エラムはアルスラーンの友だち扱いに慣れず、つんつん気味だが、悪い気はしない様子。ギーヴは王と臣下の間柄なのに変な王子としか思っていない。
そんなときに、逃げ遅れたエラムが殺されかけてしまう事態に遭遇。エラムもギーヴも、アルスラーンに逃げろと言うが、アルスラーンは聞かずに助けに行く。それを見て、変なお人だ、からふーん、面白いやつという評価へと変わる。
確実にメンバーはアルスラーンを中心にまとまりはじめていた。
ダリューン・ファランギース
一方のダリューンとファランギースは、追っ手をばったばったとなぎ倒して進む。地面の中から出てきたり消えたりするような魔術を使う者どもに苦戦しながらも、なんとか戦い進む。
ナルサス・アルフリード
さらにひとり残されたナルサス。上手く敵兵を回避しながら進んでいたが、途中で銀仮面の男と戦をするゾット族と出会う。しかし圧倒的な銀仮面の強さの中に次々と敗れるゾット族。ナルサスは見かねて助け舟を出し、見事銀仮面たちから逃れることに成功した。
そのときに助け出したのが、ゾット族族長の娘、アルフリードだ。勝ち気な娘で、剣術、馬術、弓術にも優れている模様。足手まといにはならないが、なんと、ナルサスに惚れ込み、「妻」になると言い出す。
3つの組はアルフリードを加えて、ペシャワール間近で戦闘しつつ合流し、ペシャワール騎馬隊の助けを経て無事にペシャワールへとたどり着いた。いつの間にか妻となりナルサスにべたべたするアルフリードに、エラムはいらいら。
ペシャワールでの強襲
ペシャワールでは厚くもてなされ歓迎されたが、王都を奪還することに力を貸してほしい、と頼むと、城主バフマンが難色を示す。行き詰まるアルスラーン達。
そんなときに、城壁でひとりでいたアルスラーンを、銀仮面の男が襲う。戦術差になすすべもなかったアルスラーンは、殺されかけたそのとき、とっさに近くにあった松明をつかんで銀仮面に向けた。かつて火にのまれ死にそうになった銀仮面の男は、トラウマがよみがえり、後ずさる。
その隙に騒ぎを聞きつけ、駆けつける仲間たち。どたばたした混戦の中、銀仮面の男は、「先王オスロエスの子、ヒルメス」と名乗る。驚きに満ちた隙をぬってアルスラーンを殺しに行く銀仮面アルスラーンの危機を救ったのは、バフマンだった。バフマンは身をもってアルスラーンを助ける。
銀仮面の男、ヒルメスを追いすがるメンバーたちに、バフマンは驚きの言葉を発する。
「あの方を殺せば、パルス王家の正当な血が絶えてしまう」
そうして、アルスラーン自身にも、仲間たちにも衝撃を与えたまま、最後に言葉を残し、亡くなった。
「良い王とおなり下され」
バフマンを弔う暇もなく、次は隣国から敵兵が攻めてきたとの報告が入った。
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見どころは12章のダリューン鬼神っぷり
12章のダリューンがすごかったですねー。アルスラーンが殺されそうになった時に、ダリューンが火事場の馬鹿力ともいえる動きをした場面です。
ダリューンがどれほど強い騎士なのかがわかる入魂の場面でした。アルスラーンのことになればどんなことでもやってのける、という主従関係を越えた描写がいちいち好き。
展開が早いのはコードギアス並み
アルフリードの仲間入りはけっこう突然でしたが、エラムとの攻防戦が見れるようになったり、ナルサス様の新たな一面が見られるようになっただけでも鼻血ものです。最近はナルサス個人よりも、全体的な絡みに対してにやにやしてきました。アルスラーンを中心にまとまっていくのがたまらなく好きです!
仲間になっていく場面は突然でも、そのあとの「ふーん、なかなか面白い王子だ」的な展開が胸熱すぎてつらい。
やっぱり、だめだった主人公がどんどん仲間を得て成長していくという展開が良いです。最初のだめさ、孤独さ、みじめさと対照的に描かれれば描かれるほど、成功したとき、仲間との距離が縮まったときに、ぐっときます。
そのぐっときた中でいちばんつぼだったのが十二国記でしたが、それはまた別の時に。
アルスラーン戦記は戦術や展開ストーリーそのものももちろん良いですが、1話1話に中だるみが無いのがやはりいいです。1話の中に音楽のさびみたいに毎度毎度もりあがりがあります。のほほん展開もたまにはいいけれど、やっぱり30分しかないし、見ちゃったら1週間も待たないと次が見られないと言うつらさを考えると、見応えがあるというのはほんとうにありがたいです。
毎回、ここで終わるの?!的な感がないです。ここまで詰め込んでくれたらここで終わっちゃっても仕方ないよなってなります。
戦術ものだからか、見ていてコードギアスを思い出します。そのうち漢文の兵法書を読み漁って、この戦略はこの兵法だ!とかやりたいなーと思っています(とりあえず思っているだけ)
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