窓の向こうは別世界。京都で美しい庭園をのんびり見るならおすすめは瑠璃光院
京都で有名な庭と言えば・・・・真っ白な砂利が敷き詰められ、石が置いてある龍安寺とかかな?
でも、それ以外にも、実はあったのです。京都府民さえも知らない、ひっそりとした庭・・・・。そのあまりに美しさに、・・・・しばらく、立ちつくしてしまうほど・・・・。
静寂の中にただひたすらに、美しいその景色は。
あなたにもぜひ、行って頂きたいです。「瑠璃光院」です。
目次です
入り口から魅了される
瑠璃光院。なんだか不思議な名前のところですよね。
ちょっと京都の外れの、ひっそりとした場所にありました。今回行ったのは、秋です。
入ってすぐのところにある庭です。
光が、絶妙なバランスでさしてきて、苔むした土を優しく照らしています。
緑と光の中に、映える赤い色の鯉です。庭の池ってにごっていることが多いですが、この瑠璃光院は、清流のように透きとおっていました。
おかげで、水の中をゆったりゆらめく鯉の姿が、鮮やかに見えました。
知る人ぞ知る、窓の世界
そして、肝心の瑠璃光院の建物の中は・・・・!
この写真は、美しさが100分の1も伝わらないのですが・・・・!
静けさの中に、緑のざわめきが聞こえて。その緑色が、そばにある机の上に映るほどあざやかなんです。
畳の部屋も好きですが、つるつるした板の床も好きなんですよね~~
ささくれだつ心配のない、ひんやりした床の上を歩くと、自然と背筋が伸びる心持ちです。
ほかにも、切り取られた窓の世界が。
窓があるだけでも、こんなに違う世界が見えるのだと知らせる。
障子で隠れているところには、どんな景色があるのだろうと思わせる。
狭くても、小さくてもいい。
きらびやかでなくても、にぎやかでなくてもいいから――――
ほんとうに美しいです。シャッターを切りながら、ため息が、出ました。
どうして、この美しさを、東京は、都会は。忘れてしまったのだろうかと・・・・時々、思うのです。
そんなに高いビルを建てなくても。そんなに、広さや大きさを求めなくても。ネオンの明かりみたいに、目がちかちかするような派手なものを出さなくても。
ただ、沈黙があればそれでいい。
そんなふうに思わせてくれる場所でした。
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お茶を頂きながら、庭を眺めることも
さらには粋なはからいなのですが、セルフサービスでポットで紙コップにお茶をついで飲めるところがあります。
この間なのですが
こんな庭を眺めながら、のんび~りお茶を飲めます。
周りには、何人か他のお客さんがいらっしゃるのですが、みなさん窓の近くには寄らずに、なぜかはじっこで、静かにみんなでこの庭の景色を分け合っていました。
もう、ここに住みたい!!
こういう庭ほしい!!!それくらいの財力ほしい!!!と思ってしまいました。
ほんとに・・・こういうの見ると、関東に帰りたくないなあ~って思ってしまいますね。
なぜ、瑠璃――ラピスラズリなのか?
瑠璃と言えば、ラピスラズリのことです。
蒼い色の鉱石ですね。なぜ、緑色が映えるこの場所の名前を、瑠璃光院というのかというと・・・・。
この庭の石が、ある気象条件がそろうと、瑠璃色に輝き、浄土を現すから、だそうです。
調べてみたところ写真はこんな感じ
かなり薄暗い色なので、晴れた日ではなく、雨で石がつややかにぬれた日、しかも、夕暮れもすぎ、日が落ちかける日なのではないかなあと推測します。
アクセス
専用の駐車場はないです~!近くに、駐車場もありませんでした。
なので、叡山電鉄「八瀬比叡山口駅」で降りていってくださいませ。
また、いつでも見られるわけではないです。春と秋のみ、限定公開している特別な場所です。
お読みいただきまして、ありがとうございました。
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