サークルの新人勧誘は花道でポストです。真っ青な運命を変えたビラ私が空を飛ぶまで②【実話日記】
あなたは空を飛びたいと思ったことはありますか?
私は空を飛ぶということは、夢の1つでした。でも、そんなことがまさか叶う日が来るなんて思ってもいませんでした。
今回から連載で、私が空を飛ぶまでの実話をお届けいたします!
前回までのあらすじ
ファンタジー厨二病な影響で、空を飛びたいと思っていた私は、1年の浪人を経て、無事に京都のとある大学に入学。期待と不安を胸に入学式に赴いた私は、唐突に1枚のビラを渡される。
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京都の大学は、狭い場所にたくさんの大学が集まっているので、サークル勧誘がとても盛んです。
1つの大学内だけで活動するサークルもありましたが、大学の枠を飛び越えて活動するサークルもたくさんありました。確かに大学生の人数は多いけれど、その分サークルの数も多い!!無名な弱小サークルにとっては新人が入らないと死活問題です。
そんな中でサークルを繁栄させていくために、入学式のビラ配り。
入学式の時にはサークル勧誘で花道が出来るのです。1枚受け取ったらもうおしまいです。次から次に私はポストかっ!!と思うくらい渡されまくります。しつこいです。うっとうしいです。戦争です。
配る方も受け取る方も。
そして入学式にのぞむころには、手に100枚近くのあらゆるサークルのビラを持っていました。
真白いビラばかりの中で、その青いビラはひときわ目立っていました。
そしてでかでかとこんな文字が書いていたのです。
We Can Fly!
文章だけだと超絶怪しい!!!!
でもそれは、比喩でもなんでもなく、本当でした。ハンググライダーサークルの勧誘のビラだったのです。
ハンググライダー・・・それは空に憧れた人が作り出した翼。
もちろん私も映像とかで見てその存在を知っていました。
しかし高所恐怖症ビビリの私にとってはあまりに非現実的な方法に思えました。
そもそも高いところだけではなくジェットコースターだって嫌いです。多くの人が安全と思って喜んで乗るようなアトラクションでさえ私には恐怖でしかありませんでした。体を支えるレバーが絶対に絶対に外れないなんて、誰にも断言できないのに何で乗るの?!死にたいの????
ジェットコースター以上にあり得ない方法です。
そもそも日本で出来るなんて知らなかったのです。
ところがその空のようなビラには、自分と同じ年代のひとたちが楽しそうに飛んでいる写真が貼ってありました。
もしかしてそんなに危険なものではないのだろうか・・・。
そんな好奇心と、しかし恐怖から猜疑心も生まれ、私はひとまずそのビラを置きました。
この時私には入りたいサークルがあったのです。
茶道部です。
茶道部を見てから考えてもいいはずだ。そう思ってビラを机の上に起きました。
まだこの時は分岐点に立ったに過ぎなかったのですが…
いったいどこで間違ってしまったのか…それはやはり実際に飛んでしまったあの日があったからなのでしょう。
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