ハンググライダー・パラグライダーは墜落事故ある?業界の本音話と飛んだ感想
ハンググライダーやパラグライダーで空を飛ぶって安全なの?
空を飛んでみたいけれど・・・でも危険ならちょっと・・・。
危険なのかそうじゃないのか?気になりますよね。
なので、高所恐怖症&超絶びびりだけど、実際に空を飛んだ私が、ハング・パラグライダーの業界について、知っていること・体験したことを、全部ぶっちゃけて、正直にお話ししようと思います。
実のところ、たまにニュースでもあるように、事故はあります。
怪我をしない事故がほとんどなのですが、木に引っかかってしまったりとかは、あります。
しかし事故に合わない人もたくさんいます。
私も、地上での練習中にずっこけてスライディングしたことはありますが、1人で空を飛び始めてからは、かすり傷ひとつ負ったことはありませんでした。
山にもつっこんだことないです。怖くて近寄れない!
それでは、事故をする・しないの違いはなんなのでしょうか?
目次です
ハンググライダーで事故に合うということ。
それは、実は車で事故をすることと同じなのでした。
ハンググライダーにおいて危険なのは実は空中ではありません。
確かに地面から離れれば離れるほど落ちれば危険です。
しかしそれは落ちたら、なのでした。
普通に定期的に点検している車が爆発したりしないように、ハンググライダーもしっかりと組み立て、点検していれば、上空でバラバラになったり壊れたりすることはないです。
もしもほんとに万が一壊れるようなことがあったとしても、エアバックを車に備えるように、パラシュートを装備して飛びますので、いざとなればパラシュートでふわふわと降りられます。
でも機体がバラバラになって落ちたという人の話は、聞いたことがないなって思います。
何も障害物がない空中はむしろあなただけの自由空間。
どこまでも広がる草原の大地を疾走しても事故に合わないのと同じで、何も遮るものがない高い高い空の上は、ぶつかるものがないので、事故に合わないのでした。
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空を飛ぶ上でいちばん危険なのは?
危険なとき、それは空に飛び出すときと、地面に降りるときです。
何もない空中と異なり、飛び出すときと降りるときには、地面や、森や林、周りの家や道路など、様々な障害物があります。
どれだけ高く飛べようともどれだけ遠くまで行けようとも、うまく飛び出す技術がなければ、空は飛べない。
うまく降りる技術がなければそれこそ毎回命を賭けてびくびくしながら飛ばなければならないのです。
そんな一か八かな方法しかないのであれば、ビビりな私は空を飛ぶことが出来ませんでした。
でも私は空を飛びました。何度も何度も、飽きるまで!
それはつまり、死ぬことはない、安全だと思えたからでした。
安全に空を飛ぶためには?
安全に飛ぶために、練習をします。
車を運転するときには、免許が必要ですよね。
アクセル、ブレーキ、直進、みぎひだり、
さらには車そのものの知識、交通マナー、看板の見方などなど!
それらをプロに習うことによって、初めて1人で公道を運転することが出来るようになります。
ハンググライダーも組み立て方、飛び立ち方、真っ直ぐ飛ぶ、曲がる、降りる、風の見方、空中での動き方などなど。
それらを教えてくれるのはその道何十年のプロです。
インストラクターさんです。
だからこそ信頼出来るスクール(相性の合うイントラさん)を選んで入らなければなりません。
右も左も分からない状態で、いきなり車道を走るような無謀なことをするといけないです。
それから、普通に車を運転する分には危なくないけれど、カーレースみたいなのがありますよね。
スピードを出して限界を競ったり、ギリギリを攻めたり。そんな感じのレースになってくると、怪我があったりするようなのと同じで、全国大会や、限界に挑戦していく人たちレベルまでになってくると、危険度は増していきます。
ハンググライダーの機体にも性能の違いがあって、スピードや飛距離を伸ばせるレース用の機体であればあるほど、操縦が難しくなっていきます。
私はもちろんそこまで行かず、一番操縦しやすい機体でのんびり、焦らず、自分のペースで飛んでいただけでしたので、危険はなかったのでした。
なのでこれは、今から、教わりながら始めてみるよ~!とか、体験するよ~!という人にとっては、怖がるようなものではないと思っています。
特に体験だけだったら、プロのインストラクターさんと一緒に飛んだり、関西の体験できるところなら、遊園地みたいにふわふわ簡単に楽しめたりもしますので、全然心配することなく、飛ぶことができますよ!
安全に空を飛ぶ方法まとめ
1、信頼出来るプロのインストラクターさんから学ぶ
2、指導や忠告を素直に聞く
3、しっかりと練習を重ねる
あとは眠いときやお酒が入っているときは運転をしないように、集中できないときや感情をコントロールできないようなときに飛ばない。時には、やめておきますって言うのも大事なのでした。
だから、飛ぶというとんでもなく非常識なことをするわりには、車の運転のようなことを心がけていくと大丈夫なのでした。
この記事では、ハンググライダーの恐怖な側面をお伝えいたしましたが、あの経験がなければ、今の私の人生はなかったというくらいなのです。
ほんとうに、何にも代えがたい体験でした。
羽がないのに空を飛べた。初めて空を飛んだ時に、空から見た夕焼けを、風の音を、眼下に広がった空間を、本を読むたびに夢見た、非日常、異世界の世界。
そんな世界に足を踏み入れた瞬間のこと。一生忘れません。
そしてそれは、長年の経験を踏まえて、伝えてくれるインストラクターさん、先輩方の存在があるからこそ安全に飛べたのでした。
こんなびびりな私を育てて下さったインストラクターさん方をはじめ、安全に飛べるように、心を砕いてくださった全ての方に、感謝いたします。
そして全てのフライヤーが、空高くあがれるという華やかな技術よりも、基本の基本で、時には地味にも思えるかもしれないけれど
――飛び出すとき・降りるときの美しさを最も重視して磨いていって欲しいということが・・・現役フライヤーの家族を持つ者の、心からの願いです。
どうか今日も、良い風があなたに吹きますように。
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